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KIKKA

所在地:東京都千代田区東神田1丁目

最寄駅/駅距離:「馬喰横山」駅/徒歩3分

工事種別/構造/階数:
コンバージョン/RC造/地下1階地上6階建

敷地面積/延床面積:約50坪/230坪

用途:cafe&bar&hostel

収容人数:92人

オーナー:不動産会社

プロジェクトサイト

01 / OUTLINE

Q.プロジェクトの概要を教えてください。

地下1階、地上6階建ての延床約240坪の事務所ビルを、宿泊施設と飲食店に用途変更したプロジェク トです。2面接道の角地ということで、B1&1Fは街に開けたcafe&baとし、2F3Fはカプセル型のド ミトリータイプ、4F,5F,6Fは個室タイプのホテルとなっています。内装解体を行い、スケルトンの状 態からプランニングを行いました。 建物内に当初無かったバルコニーをビル内に新設し、建築基準法上の避難の要件をクリアし(2方向避 難)、個室フロアを設けたことも新たなた試みでした。4Fから上階部分は前面の建物がなく、都心で ありながら開放感を感じることのできる居室空間も特徴です。

Q.開発に至るまでの背景を教えてください。

周辺ではレトロな雰囲気の建物をリノベーションした店舗が増え始め、感度が高い人が集まる街として 変化を遂げている最中でもあったため、一般的なハードとしてのバリューアップに留まらず、用途変更 も含めたソフト面のバリューアップを重要視しました。 周辺には新築ホテルの計画、ゲストハウスの進出も増え始めていましたので、差別化を測るべく、コン セプト作り、基本設計段階から多くの議論を重ねました。 設計事務所の選定においてはコンペを行い、最終的にサポーズデザインオフィスさんにB1と1Fをプロ ディースしていただきました。

02 / Development

Q.KIKKAはどんなコンセプトのホテルですか?

第一線で活躍するクリエイターの力を集結し、きっかけを創造する場所をつくりました。サスティナブ ル(持続可能な仕組み)をテーマにかかげ、宿泊や食事を通して無理なく自然な形で社会に循環させる 仕組みがあります。このホステルで時間を過ごすと、出会いときっかけが生まれ、更には世界が笑顔に なる。そんな空間をKIKKAは実現しています。

Q.プロジェクトを進める中で一番苦労したことはなんでしたか?

工期の遅れによるオープンスケジュールが約1ヶ月遅れたことです。 オープンが間に合わないことがわかり、海外からの団体予約をはじめ事前予約をいただいておりました ので、夜中にホテルに飛び込み営業をし部屋を抑える対応をとりました。

Q.7Gらしさが発揮できた時はどんな時でしたか?

1F&B1の飲食空間をテナント誘致にするか自社運営にするか?の選択において、後者の自社運営を決 断した時です。「その場でしか味わえない「体験価値」を創る」このスローガンを達成するため、全フ ロアを自社で運営する判断をしたことは大きなポイントでした。テナント誘致となると、提供サービス がコントロールできなくなり、ユーザの期待に答え続けることができないのではと考えました。 ユーザのライフスタイルの変化、ニーズの変化が早い現代において、変化、挑戦をおそれず期待に答え 続けたいと思います。

03 / Operation

Q.KIKKA独自の何か新しい試みはありましたか?

新しい価値を提案できるホテルにしたいという漠然としたコンセプトがあったなか、NPO法人 「TABLE FOR TWO」とのコラボレーションにより、新しい寄付の仕組みを作りました。 ホテルや併設のカフェを利用することが社会貢献につながり、自然なかたちでサステイナブル(持続可 能な仕組み)な活動に参加できるのが特徴です。 「宿泊時のアメニティ不使用、リネン類の交換をせずにご利用いただく、併設のカフェで特定のメ ニューをご注文いただく、イベントスペースとしてご利用いただくなどのアクションで、1回20円が自 動的に寄付される仕組みになっています。この20円という数字は、途上国の学校給食一食分をまかなう ことができる金額です。ホテルのシステムや食事代にあらかじめ寄付を組み込むことで、利用者の方々 が自然に社会貢献できるような仕組みにこだわりました。

Q.実際に運用してみて気づきや改善点などありますか?

運用前からわかっていたことではありますが、導線設計の部分、特にOTAの最適化はホテル予約におい て最も重要なポイントでした。 「どういった見せ方や訴求をすればコンバージョン率を上げられるか」は変化の激しい宿泊業界におい て普遍的な必勝パターンは存在しないため、ユーザーの声を拾いながら日々改善していく作業です。現 場チームとWEBマーケチームが密に連携とりながら柔軟に変化対応していくことは、一気通貫の運営 体制を敷いていたからこそ実現することができました。 このノウハウはKIKKAのみならず他のホテル運営にも横展開できるため、今後弊社の強みとなっていく ことに確信を持てた事例でもあります。